データマイニングの仕事には、好奇心の強い勉強家のエンジニアが強く求められている。データマイニングという概念はここ最近出てきたものであり、まだどうするのが最も効率のいい方法なのかも判明していない。意味のある法則の取り出し方も確立はされておらず、多くのデータマイニングエンジニアが試行錯誤を繰り返しているのが現状である。そもそも、本当にデータの塊の中に意味のある法則が隠れているのかさえ未知数なのだ。
こうした状況にあることから、好奇心旺盛な人材が強く求められている。ちょっとした数字の並び順や数値の差、傾向異常などに気付いてさまざまな仮説が立てていける人なら、大きな発見をすることもできるだろう。意味のある法則を見つけることによって、大きな利益が生み出せる可能性がある。ゆえに、やりがいは強いといえるだろう。
もちろん、数学や統計学に精通している必要性もあるが、それ以外にも想像力や論理的思考力、さらには根気強さや情熱までもが求められる仕事だといえる。データマイニングに強く魅力を感じている人ほど、そうした素養を兼ね備えている確率は高い傾向にある。そのため、まずはこの仕事が好きだといえる人から成功を手にしていくと考えられるだろう。
採用面接を受ける際には、そうした部分についてアピールしていくのがいい。成功した暁には、一社員が一生かけても生み出せないほどの利益を企業にもたらすことができるかもしれない。